平成17年度
都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会特集!
 
平成18年3月26日〜28日 三重県伊勢市
「日程」
26日:開会式17:00〜
27日:男子団体戦 女子個人戦
28日:女子団体戦 男子個人戦
 
 
「会場」
■個人戦会場=伊勢市営コート
三重県サンアリーナご案内(リンク)
平成17年度都道府県対抗大会
 
女子団体
優勝 大阪  決勝は2ー1
2位 愛知
3位 宮城 徳島
ベスト8 熊本 三重 富山 石川
 
女子個人戦結果
優勝:三木・佐藤(岡山 就実) 二位 米満・佐藤(鹿児島)
3位:有村・篠原(長尾) 中村・柏原(鈴峯)
 
 
男子団体
優勝 奈良
2位 熊本
3位 群馬 島根
 
男子個人戦は奈良の林田・巽の圧勝!
ダブルポーチのスタイル
 
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「男子団体戦」
組み合わせは、前評判の高い県がある程度散らばり、偏りは少なかったと思う。
 強いてあげると、昨年準優勝の石川が初戦で敗退した岐阜との対戦か。
 ベスト4に勝ち上がったのは奈良、島根、熊本、群馬。
 奈良は17年度の全中個人を制した林田・巽を擁し、前評判通りの圧倒的な強さで勝ち上がった。
 島根は後衛のパワフルなシュートボールが持ち味。4決めの対山形戦では、思い切りよく打ちまくる後衛のボールに、山形前衛の動きが完全に止められた。
 熊本は4決めで強豪岐阜を接戦で破り波に乗った。体格のいい前衛が積極的な動きからポイントを重ねていった。
 群馬も8決めで富山を破ると勢いに乗った。ミスの少ない後衛と、しっかり動ける前衛のバランスの良さが目立った。
 準決勝一つ目は奈良対島根。奈良の大将、林田・巽は、一回戦から雁行陣と並行陣を使い分けながら戦ってきたが、並行陣特有のミスも目立ち、ポイントだけを見ると”圧勝”という勝ちではなかった。しかし全日本ナショナルチームのメンバーだけに、戦い方は『JAPAN』にふさわしい高いレベルだった。生で試合を見た人には十分満足のいく内容だったと思う。
 島根はそれまでの勢いがなくなり、奈良に力負け。奈良が2−0で決勝へ。
 もう一つの準決勝熊本対群馬は、4決めが大接戦のため、また、県営体育館からの移動もあり開始が遅れた。
 3面同時展開で始まった試合は大接戦、1ゲーム目は3面とも群馬リードでチェンジサイズ。サブアリーナからメインアリーナへ移動し、練習。対戦相手もわからないまま待たされた熊本のエンジンのかかりが遅れたのかもしれない。対する群馬は県営から移動後メインアリーナで10分間の練習、その後すぐの準決勝ということで、勢いがそのまま持続しているという印象を受けた。
 中盤にはいると一進一退の好ゲーム。熊本の前衛の動きが良く、ポイントもリードしていった。第1試合は熊本の勝利、第2・第3試合に勝負がかかった。その第2・第3試合が大接戦。どちらもファイナルゲームに突入した。先に勝負がついたのは第3試合、群馬がものにした。そして運命の第2試合、カウントもデュースを繰り返していった。ここまでくると、後衛もミスの出やすくなるシュートボールが打てなくなり、ロビングの打ち合いが長々と続く展開となった。前衛もスマッシュを狙いたいのだがミスも怖い、インドアのため拾われやすいなどを考えると思い切って打ちにいけなくなる。息詰まるラリーが延々と続いていった。そして最後は群馬前衛のスマッシュが惜しくもネット白帯に引っかかり熊本勝利、大接戦が終了した。その直後会場中から大きな拍手が両県の選手に向けられた。
 決勝戦は3連覇のかかった奈良対9年ぶりの決勝進出で初優勝を狙う熊本。
 2面展開で始まった。試合は奈良ペース、第1試合、第2試合とも終始奈良がリード。先に終了した第1試合のコートに第3試合の選手が入り、乱打、レディがかかり、コールされた瞬間に第2試合が奈良勝利で終了。
 結局奈良は1回戦からすべて2−0で勝ち、3番手の出る幕なくまさに”圧勝”という表現が一番ぴったり合う勝ち方で3連覇を成し遂げた。
 
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女子団体戦
大会前の下馬評では愛知、岡山、大阪、徳島、石川、富山、宮城などが有力と目されていた。
愛知は、2月に選抜チームが集まる大石杯で優勝した。打てる後衛、動ける前衛でバランスのとれているペアが揃っていた。大阪は、カットサーブカットレシーブなどがうまく、中心となる長尾中学校が単独で1月初旬行われた東京インドアで優勝を飾るなどしていた。その大阪と肩を並べていたのが、徳島で四国や大阪での対戦でも五分であった。
岡山は、就実中の前衛エースの佐藤を中心に据えたチーム。団体戦前日の個人戦では、他の選手や過去の名選手がかすんで見える活躍をし、圧倒的な強さで優勝を飾った。
 宮城は、長命ヶ丘中学校の2ペアを主力で、ダブル後衛と前後衛の2ペアが安定した力を発揮できるチーム。
 石川は、能都中学校、内灘中学校を中心とした、しっかりとしたストロークを打ってくるチーム、富山も後衛のストローク力を武器に前衛も絡んでくるチームで、組合せ次第では上位を伺うことができた。
 今回の抽選は全体としてはバランスうまく上位のチームが散らばった感があるが、大阪のいたブロックのみ有力県がせめぎ合いをするブロックとなった。注目の岡山は地元の三重に初戦で敗れる波乱、三重はその後兵庫も下しベスト8入りしたが、大阪にベスト4を阻まれた。長命ヶ丘は、熊本を下しベスト4入り。
富山は新潟、滋賀としつこいテニスの相手を下し東北有力の福島を下しあがってきた秋田を下しベスト8入りを果たしたものの、徳島にベスト4を奪われる。
 愛知は、ベスト4決めで石川と対戦するも、接戦を制し2−1で勝利、ベスト4入り、その後徳島も下し決勝へ進んだ。
 決勝は夜の7:30過ぎにスタート、2時間の大接戦となった。双方1本ずつとったあとの3本目勝負、大阪はG3−2でリードしてレシーブを迎えるも、優勝への重圧からかレシーブを2本ミスをする。そこから追いつくも、ジュース、マッチを繰り返すが、男ポイントを取れずに結局ファイナルへもつれ込む。流れは愛知に傾き、愛知がリードする形でファイナルは進んだが、大阪が追いつき、またもやジュース。大阪の前衛が角度あるスマッシュ1本決めたのが流れを変え、そこからマッチをものにして大阪が今大会初優勝を飾った。〔記:管理者〕
 
女子個人戦 
個人戦は就実の三木・佐藤組にどれかけ他のペアが食い下がれるかであった。しかし、これを三木・佐藤は全て0で下し、力の差を見せつけた。三木・佐藤組に対する試合時間は大変に短く、各ペアともほとんど試合をさせてもらえない状態。カットサーブで崩され、前衛佐藤の豪快でミスのないネットプレーで決められる。佐藤をかわすと三木の鋭いストロークで押され、結局佐藤が決める。レシーブも強打・ツイストを使い分けおもしろいようにポイントをとられていく・・・その様は正に華麗であり、対戦相手からもあこがれられるほど。ベスト16以上で、三木・佐藤に負けたペアの中にはベスト4以上の力を持ったペアも存在していた。今回の大会では、三木佐藤組といつ対戦するかで上位の順位が決まったと言える。この中でも準優勝の鹿児島米満・佐藤組は鋭いストロークと粘り、積極的なネットプレーで健闘した。また、ゲーム内容では岩手伊藤女鹿組はゲーム内ではポイントリードをする場面を見せ健闘した。今年の全中までにこのペアを苦しめるペアが出現することを祈りたい。(記:S.T先生)
 
「過去の大会結果」
http://www.echigo.ne.jp/~oya/h16todo/h16dan.xls(平成16年度大会結果(団体のみ)
http://www.echigo.ne.jp/~oya/h15todo/h15todo.xls(平成15年度大会結果)
http://www7.plala.or.jp/softteniss/dat/h14todo.htm (都道府県 14年度大会) 
http://www7.plala.or.jp/softteniss/dat/h13todo.htm (都道府県 13年度大会)
http://members.aol.com/oyaoyaoya1/h12todo.htm (都道府県 12年度大会)
http://members.aol.com/oyaoyaoya4/H12TODO.HTM(都道府県 11年度大会)
http://members.aol.com/oyaoyaoya4/H11TODOU.HTM(都道府県 10年度大会)
 
− 都道府県対抗大会の紹介 −
 中学生ソフトテニスの春の全国大会。夏の中体連の全国大会はブロック代表で全国から16チーム(団体)しか参加できないのに対して、この大会は、都道府県代表対抗のため、各県1チームが参加できる大会。毎年、三重県伊勢市で開催され、サンアリーナができた4年前から、個人戦も新設され、団体、個人で大会が行われるようになった。それまでは、団体戦予選リーグ、決勝トーナメントで行われていた。
 
 現在は開催3日中、初日は開会式、あとの1日は団体戦(2点先取 トーナメント)組み合わせはフリー抽選、もう一日は個人戦、各県4ペア参加のトーナメントで雨天時は中止になる。上記は男女別に行われる。
 
 選手の参加形態は各県で様々で、学校単位の団体単独チームもあれば、個人戦で県上位ベスト4を選抜チームとして参加させている県もある。参加の様子を見ると、単独チームより、混成の選抜チームの方が多い。