平成13年度
都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会結果
平成14年3月26日〜28日 三重県伊勢市
 
 
男子団体戦 
優勝:岡山 2位:三重 
3位:島根 広島
5位:兵庫 奈良 宮崎 福島
 
以下は、優勝チーム岡山の関係者の方からレポートをいただいたものを管理者が、加除訂正を加えたものです。なお、一部、伊勢新聞(3月28日付け)の記事を引用した部分もあります。
 
〜男子岡山、優勝への軌跡〜
 難波・渡辺 ; 朝一番の安定感の良いペア。難波のカットサーブが入ればさらに有利。
 高杉・長江 ; 頼れる大将。
 神波・藤田 ; 精神的にタフな神波、冷静な藤田。3番勝負になっても安心できるペア。
○一回戦(対岩手県)
難波のカットサーブは確率が低かったが、ストロークは安定しており、渡辺のネットプレーも冴え、4−1と勝利。高杉・長江は長江の動きが目を見張った。スマッシュ、ボレーと縦横無尽にポイントを重ねていく。高杉のストロークの安定感は相変わらずで、長江のプレーを演出しているようだった。
○三回戦(対徳島県)
難波・渡辺 ; この試合も難波のカットサーブが入らない。ストロークは安定しているが、渡辺のネットプレーに信じられないようなミスが続き、1−4で敗戦。
高杉・長江 ; 大将対決となるが、終始先行しきっちり勝利。今日の大将は絶対と言える。
神波・藤田 ; ロブ主体の相手に安定したストロークで有利に進め、G3−2。ここも先行し、3−1とマッチポイント。ここから、勝ちを急いだか、神波の前衛アタックがアウトとなり結局このゲームを落としファイナルへ。ほぼ平行カウントで進み、先にマッチをとるもデュースに。その後マッチの逃し合いが続いたが10−8(9−7かも?)で辛くも勝利。
 
○四回戦(対福島県)
1番を村上・八代。2,3番は同じ。二面展開で行う。この日初試合の村上組、大事にいくが両者にミスが出てなかなかリードできない。次第に調子が出てG3−2とリード。このゲームも先行し3−2とマッチを握る。ここで村上の打った中ロブを相手後衛が取れず「勝った」と思ったら、「アウト」の判定。スタンドからは「入ってる、入ってる」との声も出たが、判定はそのまま。監督もベンチが正審側のサイドにあることもあり、落下点から遠く抗議はしなかった。この試合の副審はラリーが始まってもサービスラインから動かない選手であり、逆サイドのエンドラインは見えていない。結局このゲームを落とし、ファイナルへ。今ひとつ気持ちの切り替えができなかったのか落としてしまった。この時には、大将ペアはすでに勝利を決めており、3番の試合が始まっていた。多少てこずるも、神波・藤田が4−2で勝利し、ベスト4を決めサンアリーナへ移動となった。このあたりから、平成11年の高松全小で団体制覇したときのような雰囲気が感じられた。
 
○準決勝(対島根県)
 強力な軸(八幡・八幡:斐川東)がおり、オーダーに悩むところ。一番後衛を難波にするか村上にするか悩んだが、村上を起用。村上・渡辺は期待に応えまずまず楽に先勝する。
次の大将対決。中学になってから八幡・八幡に高杉・長江は勝ってなく、2月の練習試合でも3戦3敗と苦手意識もあった。しかし、この日の長江はこれまでの鬱憤をはらすかのようにポーチに出、深いところまでロブを追い、ポイントを重ねた。高杉も相手後衛の強打を封じるように厳しいコースを攻め、前衛には何もさせなかったといえる試合運びで、なんと4−0で勝利した。
 
○決勝(対三重県)
 1本目は高杉・長江対藤田・上野(三重)の大将戦。三重ペアが2ゲーム先取するがその後、ミスが続き、2−4の敗退。く、2本目はの村上・渡辺対川上・松葉(三重)も、三重が1ゲーム先行するが、川上のレシーブミスなどがあり、最後はボレーが痛恨のアウト。九鬼中の川上・松葉の松葉は、試合直前に風邪で体調を崩し、試合当日間までチームに合流できなかった。37度の熱をおしての出場。
 
女子団体戦 
優勝:岡山 2位:福島
3位:大阪 滋賀
5位:奈良 北海道 三重 鳥取
 女子団体戦は、下馬評通り岡山の圧勝とも言うべき、貫禄勝ちだった。失ゲームも少なく、ファイナルに行く試合も未確認ながらほとんど見受けられなかった。決勝も4−0、4−0の2−0で終了した。組み合わせの関係で、優勝候補だった、鳥取と岡山が4決めで対戦。中川組を三本目においた、鳥取の作戦だったが、三本目の出場機会なく2−0で敗れてしまった。健闘は北海道。昨年の優勝チームで三連覇を狙ったが、今回は、苦しい戦いが予想されたが、さすがとも言うべき、勝ち上がりで8に入賞。そこを接戦の末、敗った福島は二位まで勝ち上がった。福島は好調とも言い切れない、試合内容の中、前日個人入賞の中村ペアを核に勝ち進んだ。決勝こそ、完敗したものの、二位入賞は健闘。
 大阪は念願の三位入賞。カットサーブ多用のチームで、巧みなテニスで山場の二回戦の埼玉を2−1で下し、山口、三重を下し、三位入賞した。一方の三位は滋賀。初戦で新潟を敗り、ベスト4決めで個人戦好調さを見せた、奈良を接戦の末、2−1で勝ち抜いた。
 
 優勝した岡山は、就実中学単独での参加。3年前の全国小学生大会女子の個人1,2位、団体優勝のメンバーで今回、またもや2度目の日本一となった。就実のメンバーは中1の夏からすでに全中に出場し、逃すことなく、毎回夏春と全国大会への出場を続けたが、なかなか実力通りの結果を残せずにいた。しかしながら、今回は、追随できるのは、鳥取の中川・頭本ペアのみというような状況で圧勝だった。その後行われた、四日市での試合でも、上位を常に占める結果となった。就実のレギュラー陣は、大将ペア(杉本・大庭)を含む雁行陣2ペアと福田・福田という、ダブル後衛の布陣だ。いずれも、ストロークのシュート力と器用さが、後衛にはあり、前衛は大将ペアの大庭の能力の高さを感じる。
 2位の福島は、中村・鈴木が主軸となり、ダブル後衛の岩東・横山、井戸川・今村の3ペアで主に戦った。福島、鳥取、岡山が有力視されていたが、福島の山場は、北海道との対戦だった。中村ペアは通じて、中村のバネを生かしたストロークが好調で、勝ち星をあげていったが、ダブル後衛の調子が今一歩だったが、準々決勝の北海道戦では、北海道のエース静内三中の佐々木・蔭ペアに中村ペアがぶつかり、福島敗退。その後ダブル後衛が、接戦をなんとかものにし、通じて安定して、無敗だった、三番手の井戸川ペアにつなぎ、快勝。実力通り勝ち進んだ。
 
女子個人戦 
1位:杉本・大庭(岡山就実)
2位:中川・頭本(鳥取日野) 決勝はG3−2
3位:村上・武田(岡山就実) 廣田・岡田(奈良片塩、王寺)
5位:佐藤・六辻(奈良片塩) 中村・鈴木(福島大附属)
   峰下・山下(佐賀嬉野) 佐々木・蔭(北海道静内三)
 
男子個人戦
優勝:稲積・上坂(富山:氷見北部)
2位:阿部・塩田(奈良:片塩・都南)
3位:八幡・八幡(島根:斐川東)
   玉置・吉田(三重:矢渕・大台)
5位:鎌田・岡野(広島:向陽) 西島・福田(神奈川:大磯)
 高山・佐藤(山形:米沢二)待島・大藪(福岡:甘木)
 
 
 
http://www.echigo.ne.jp/~oya/bbs/memo.cgi 声援コーナー
http://www.echigo.ne.jp/~oya/web-memo3/index.shtml(選手一覧) 
 
大会要項http://www6.plala.or.jp/Dosanko/NewVer/tohuken.htmどさんこジュニアHPより)
 
− 都道府県対抗大会の紹介 −
 中学生ソフトテニスの春の全国大会。夏の中体連の全国大会はブロック代表で全国から16チーム(団体)しか参加できないのに対して、この大会は、都道府県代表対抗のため、各県1チームが参加できる大会。毎年、三重県伊勢市で開催され、サンアリーナができた3年前から、個人戦も新設され、団体、個人で大会が行われるようになった。それまでは、団体戦予選リーグ、決勝トーナメントで行われていた。
 
 現在は開催3日中、初日は開会式、あとの1日は団体戦(2点先取 トーナメント)組み合わせはフリー抽選、もう一日は個人戦、各県4ペア参加のトーナメントで雨天時は中止になる。上記は男女別に行われる。
 
 選手の参加形態は各県で様々で、学校単位の団体単独チームもあれば、個人戦で県上位ベスト4を選抜チームとして参加させている県もある。参加の様子を見ると、単独チームより、混成の選抜チームの方が多い。
 
 
ミズノカップ(個人戦)   3月29日 四日市 ドーム&三滝コート
女子結果
優勝:中川・頭本(鳥取 日野)
2位:杉本・大庭(岡山 就実)
3位:村上・武内(岡山 就実) 福田・福田(岡山 就実)
5位:峰下・山下(佐賀 嬉野) 佐々木・蔭(北海道 静内三)
   岩東・横山(福島 双葉) 長谷部・山本(鳥取 日南)
 
男子結果
優勝:高杉・長江(岡山選抜)
2位:藤本・野口(徳島 市場)
3位:池田・鈴木(広島 向陽) 八幡・八幡(島根 斐川東)
5位:中本・岡野(向陽中) 仙福・中田(石川 鵜川)
   難波・渡邊(岡山選抜)城門・坂井(熊本 南関)
 
 
ジュニア王座決定戦(団体戦)
3月30日 四日市 ドーム&三滝コート
女子
優勝 就実(岡山)2位 嬉野(佐賀)
3位 芝東(埼玉) 有馬(三重)
 
男子
優勝矢渕(三重)2位:向陽(広島)
3位西城陽(京都) 斐川東(島根)
 
3月31日の研修団体戦結果
 一連の春の全国大会の最終日となる四日市での研修団体戦大会の結果です。
男子
優勝:日野(鳥取) 2位:孔舎荷(大阪) 3位:九鬼(三重) 郡山第一(福島) ベスト8:祖父江(愛知) 芝山(千葉) 藤(埼玉) 武庫東(兵庫)
 
女子
優勝:就実(岡山) 2位:日南(鳥取) 3位:日野(鳥取) 市場(徳島)
ベスト8:日新(岐阜) 町野(石川) 伊勢原(神奈川) 芝東(埼玉)
 
[データ]
http://www7.plala.or.jp/softteniss/dat/h13sbro.htm 平成13年度新人ブロック大会結果
http://members.aol.com/oyaoyaoya1/h12todo.htm (都道府県 12年度大会)
http://members.aol.com/oyaoyaoya4/H12TODO.HTM(都道府県 11年度大会)
http://members.aol.com/oyaoyaoya4/H11TODOU.HTM(都道府県 10年度大会)
「会場」
http://www.city.ise.mie.jp/index/kanko/sight/eijklm.html =市営コートご案内(リンク)
http://www.sun-arena.or.jp/index/home/home.html   =サンアリーナご案内(リンク)