平成27年度 第27回
都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会
                (2016.3.27.28)
 
公式HP(結果も掲載)
http://www.ztv.ne.jp/ochiai/todouhuken_taikou/todouhuken_taikou.html
 
男子兵庫、女子和歌山が団体優勝!
個人は女子、赤川・西東ペア(埼玉)、男子、中別府・藤久ペア(兵庫)が栄冠!!
 
結果 
男子団体 女子団体 女子ダブルス 男子ダブルス 
女子シングルス 男子シングルス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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「会場」
■個人戦会場=伊勢市営コート
■団体戦会場=三重県サンアリーナご案内(リンク)
http://sun-arena.or.jp/
 
大会要項
http://www.jsta.or.jp/wp-content/uploads/t_records/2015/2015_B02_11.pdf
男子団体戦は兵庫の優勝となりました。
 
「レポート」
男子団体戦、兵庫は前評判通りでしたが.有力チームが左山に固まったことも
あって、ベスト8決めで山形、4決めで和歌山、準決勝で宮崎を倒しての決勝でした。
 
右山の対戦としては千葉と埼玉の対戦がきつい対戦となりましたが、接戦を制して埼玉
が勝ち上がって、そのままベスト4までいきましたが、県営アリーナから勝ち上がって
きた奈良に敗退しました。
 
奈良はダブル後衛中心で挑んできた石川をベスト4決めで倒して勝ち上がりしました。
 
決勝の奈良と兵庫は三面展開、1本目は兵庫、2本目が奈良がとって3本目勝負も
G3−0と奈良が大きくリードで、このまま勝敗が決するかと思われましたが
奈良のマッチポイントを逃してから兵庫が盛り返して、そこから4ゲーム連取の逆転
勝利で兵庫が優勝しました。
 
女子シングルスは,有力視されていた東京の鈴木選手は、
岡山の藤原選手に3回戦でファイナル敗退。藤原選手は,その後、石川の牧選手選手もやぶった。
 
しかしながら、そのブロックを勝ち上がったのは長崎の福田選手で、そのまま決勝まで
駒を進めた。
 
決勝の対戦相手は、ジュニアジャパンカップシングルス2位の実力のある
岡山の石井選手で、4決めでは第一シードの田村選手もやぶった。
 
決勝は接戦ながら、流れをうまくつかんだ石井選手が快勝した。
 
女子ダブルスは埼玉の赤川・西東ペアが優勝した。
後衛の赤川選手は身体能力が高く、ちょっと取れないボールでもひろいまくるし
声も出ていて元気よくプレーしている。前衛の西東(サイトウ)選手は、終始堅
さがみられたが、長身を活かした守備範囲の広さと、バックボレーやスマッシュの
決定力の高さで勝利を導いた。
 
2位の石川の北本・高松ペアも出来は最高で、後衛の打つ全力のボールはおもしろい
ようにコートに突き刺さり、前衛のボレーもよく決まって、優勝候補筆頭の愛知の
佐古・藤城ペアも窮地に追い込んでG4−2で打ち勝った。
 
女子団体戦は、和歌山が優勝を飾りました。
 
女子ダブルスとシングルスは例年よりもずいぶん進行が早く進みました。
 
その理由は、例年よりも競る試合、特に目立つダブル後衛が少なかったこと
でした。
 
この分では団体戦も早く終わるかなと思われましたが、決勝終了は20:30頃でした。
その典型的な試合が、東京対岡山の準々決勝でした。
1−1の3本目勝負で、ダブル後衛同士の試合になりました。
岡山は石井・藤原ペアで、前日のシングルスで石井選手は優勝、藤原選手はベスト8
の強力ダブル後衛、一方東京の土屋・長谷川は稲城三中のとくにかく「ねばる」
ダブル後衛。
 
この試合が始まってファイナルに入ったという情報が入ってから30分も音沙汰が
無かったので終わったと思って聞いたら何と1−4だというではないですか、
1ポイントに100ラリー、6分以上かかっていると言うではないですか。
(その頃男子会場に居たので)
 
すごい、と思う半面、何時に終わるのか?とその頃から不安になりました。
(結局東京が勝利して,優勝候補の岡山は敗退)
 
愛知対広島も大接戦となりました。
愛知は優勝候補の筆頭と目されていましたが、広島のストロークカットにやられた
感がありました。
 
高校の鈴峯高校もカットストロークを多用していて、それを広島も同じような
感じで使っていました。
ラリーの途中で打つストロークカットは、長かったり短かったり、曲げたり
曲げなかったりとバラエティに富んでいて、非常にやりづらい印象を受けます。
まして、インドアなので効果は大きく出ます。
 
和歌山前評判は高くは無かったわけですが、何とも言えない得意のねばりが炸裂という
感じでした。
 
雁行陣1ペアにダブル後衛2ペアという、プレースタイルは昨年と同じような
感じなのですが、今年もロブをうまく使った粘りのテニスで、あれよあれよと
上がってきて、決勝は勢いに乗る群馬にも3本目勝負で制しました。
 
三面展開で残った3本目は群馬はエースの1年生ながら山形全中でベスト8に
入った久保田・小池ペアだったので群馬の優勝も可能性は高かったのですが
和歌山のダブル後衛の粘りの前に力尽きたという感じでした。
 
男子シングルス
全体的に競る試合が多かった印象です。
 
注目を集めた宮崎のエース田中選手は、組み合わせでベスト8決めで
U14池口(奈良)選手と対戦することになりました。池口選手もシングルスで
実績を残していて接戦が予想されました。
この試合はお互いに攻め合っていて、とても良い試合が見れましたが、池口選手が
勝利をしました。
 
また、東京上一色中の渡辺選手と内藤選手が同一校でが共に3位入賞など、
ダブルスで出ていたらどうだったのか?と思われる結果も残りました。
 
優勝した野田選手(福岡)はどの場面でもしっかりねばって諦めずにボールを
追っていて、決勝まではどんなに振られても、持ち前の技術で器用に相手をミスに
導いていました。
 
決勝で戦った荒木選手(山形)は8きめの試合で負けそうになりながらも,その後
勝ち進み決勝まで駒を進めましたが、野田選手に敗退し2位となりました。
 
男子ダブルス
優勝した中別府・藤久ペア(兵庫)はU-14同士のペアです。学校は別々です。
このペアは準決勝で、ゾーンに入って絶好調の高木・津田ペア(島根)に
マッチポイントを握られましたが、ここぞという時の勝負強さを見せて、逆転し、
決勝進出しました。
 
決勝の岡安・岡安ペアは埼玉杉戸のペアで双子ペア。息の合ったプレーで
埼玉団体3位の原動力にもなったペアです。
 
決勝でも見られましたが、男子は何と言っても中別府選手が目立ちました。
小柄でめがねをかけていてハリーポッターのような感じなのですが、
中学生離れしたプレーを見せます。
 
左利きなのでクロスに良いシュートを打たれるとバックハンドになるのですが
きついシュートでも、これをサイドパスしてきたりします。
 
それも、あたり損ねなどではなくきれいにミートしたボールで抜いてくるので
それが出来るのか?という感じを周囲に与えるのです。
 
もちろんミスも出るのですが,それ以上にナイスプレーが目に付く選手でした。
 
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