女子団体戦report
優勝:日南(鳥取) 2位:嬉野(佐賀)
3位:就実(岡山) 朝桜(滋賀)
 
 日南の強さは、目を引いた。日南の強烈なストロークは、風に翻弄され、コントロールできない各チームをあざ笑うかのように、コートに収まった。春から夏にかけての急成長を感じさせた。
 芝東(埼玉)は、平成12年度、13年度の女子団体覇者。今年は3連覇をねらった。波乱の関東大会を勝ちのこり、全中に臨んだが、初戦のあたりが悪かった。中国ブロック2位で1シード下に入った優勝する日南が相手だった。1本目は日南のエース長谷部・山本に2−4で敗退。2本目芝東のエース太田・大森が3−1リードから日南のダブル後衛の吉川・專cにまくられ、ファイナルで敗れる。この時点で敗北が決定し、3連覇の夢は散る。
 日南は、2回戦、余土(愛媛)を2−1で敗った当麻(北海道)と対戦。日南が4−2,4−1で2点先取で快勝する。
 朝桜(滋賀)は滋賀県大会で甲賀に敗れたものの、その後の近畿大会で優勝。エースが個人戦で近畿大会で敗れてしまったが、3年ペアと昨年度全小優勝の1年生ペア安川・濱崎の番手でこの2本の核で戦う。初戦、逢妻(愛知)とは、練習試合等で朝桜に分があったが、思いの外、接戦になり朝桜がなんとかファイナル2本を制して勝ち上がった。
 九州2位の皇徳寺(鹿児島)と金津の試合は、金津エースは勝利したもの皇徳寺のストローク力で、後の2ペアを圧倒し、金津もいつもの粘りがでずに敗退した。
 2回戦の皇徳寺対朝桜の試合は、朝桜の1番手が敗れ、その後、1年生ペアが救い、3本目勝負になった。朝桜は初戦0−4で敗れたペアを入れかえてオーダーを組んだがこれが功を奏したか、3本目4−2で勝利。ベスト4に入った。
 ともに勝ち上がった朝桜対日南の準決勝は、朝桜の本調子が出せずに、日南の一方的な試合になった。勝負は、1本目の大将戦で、長い1ゲーム目だった。ジュースを何本も繰り返したが、その競り合いを日南が制しそのまま4−0、2本目も4−3で日南勝利。
 この日も風が強く、ゆるいボールは、ついてから直角に曲がるようなボールもあった。バウンドをあわせるのが大変で、単純な風ではなく、舞う場合もあり対応に苦慮している姿があった。特に女子はその影響を大きく受けた。
 芳賀(栃木)対双葉(福島)は、双葉のエースダブル後衛の岩東・横山は快勝したものの、その後ファイナル2本を芳賀が勝利した。
就実(岡山)対片塩(奈良)は1回戦一番の好カードと思われた。片塩は、ペアを崩して、ダブル後衛を組んでくる作戦に出た。これが、就実のダブル後衛の福田・福田と1本目にあたる。とってはとられての試合を繰り返し、大接戦、ファイナルジュースまでもつれ込むが、この対戦を就実が勝利する。これが結果的には勝敗を大きく分けることになった。片塩の作戦も当たったが、寸前のところであった。就実のエース大庭・杉本は昨日の個人戦優勝からの好調をキープし、4−1で勝利。勝敗のついた3本目だったが就実の2番手は片塩1番手に3−4で敗れた。
 新田(神奈川)対桜山(愛知)は2本目のファイナルを制した、新田が勝利。嬉野(佐賀)対甲賀(滋賀)は嬉野の快勝。嬉野は当日、3年生後衛が故障し、2年生後衛の起用を決定し、2年生4名、3年2名という布陣で決勝まで戦った。
 4きめの就実対芳賀は就実のダブル後衛が今一歩の調子ながらファイナルを制し、2本目就実エースが勝利し、就実のベスト4確定。
 嬉野対新田は、4−2、4−1の嬉野快勝でベスト4入り。
 
女子団体の一番の見せ場の嬉野対就実の試合は最後の最後までわからない試合展開になった。就実は、ダブル後衛の福田・福田を1番に出していたが、調子の悪さを見て取ったか、それとも嬉野エース(青木・山下)にぶつけようと思ったか、オーダーを入れ替え、就実はエースの杉本・大庭を1番手に起用。結果大将戦になったが、青木ペア
もよく食いついたが、4−2で就実勝利。
 これで就実の決勝進出がほぼ決定したと思われたが、今一歩本調子でない、福田・福田が、この日、3年生の代わりに起用された嬉野の2年生後衛大島・(井上)にあっさり1−4で敗れてしまう。っこで3本目は嬉野植松・松本ペア。就実は2番手ペアの村上・武内ペア。最初、風下で嬉野ペアがゲームを落とす。強風の中の試合だっただけに、風下ゲーム落としはピンチであった。就実が風下に移り、ここでもゲームを落としてしまい、1−1のイーブン。そこで就実が1ゲームとり、2−1でチェンジサイズ。風上にまわった就実はストロークが収まらず、あっという間に2ゲーム落とす。3−2で嬉野リード。これで、風のことを考えるとイーブンだが、追い込まれた焦りからか、風下にまわった就実は、ミスを繰り返し、敗退。優勝候補筆頭で、揺るぎないと思われた就実は、ここで姿を消した。
 決勝の嬉野と日南は、練習試合などよく対戦する相手、双方にやりにくそうな印象を受ける。オーダーで日南は、決勝で、2本目に出ていたダブル後衛を3本目に変更。大将同士の試合が1本目になった。大将同士の対戦は、接戦ファイナルにもつれ込み、青木・山下が長谷部・山本に勝利。嬉野に勝利が大きく傾く。2本目、好調を続けていた、急きょ登場の2年生後衛の大島・井上は就実戦の粘りも見られず、流れを引き継げずに、1−4で敗退。これで3本目勝負になった。実は女子の決勝戦のあたりから風が弱くなったり、あれだけ吹いていた風が止むようになった。これが、味方したのか、日南のダブル後衛が、ストローク絶好調になった。強烈なストロークがコートに突き刺さる。(表紙のビデオもボールが見にくいが、最後強烈なシュートが抜いている。)嬉野ペアも最後まで食い下がるが、風もさほど影響を受けなくなっていて、流れが変わらず4−2で勝利、優勝した。監督の青田先生は平成9年度全中、日野中でも団体優勝している。
 
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