特定非営利活動法人ソフトテニス指導者協会
設 立 趣 旨 書
 
1 趣旨
  ソフトテニスは競技人口(日本ソフトテニス連盟登録者数)が約60万人、さらに愛好者が700万人いると言われている。特に、中学校での部活動部員としての人数が圧倒的に多く、小中学生(ジュニア世代)競技中心のスポーツである。競技人口に比べて、指導者数は極端に少なく、競技人口の多い中学校での指導者不足は深刻である。多くの指導者は、学校の教員か、無償で指導を行う外部指導者であり、前者は指導経験が乏しい場合が多く、後者は別に職業があるケースがほとんどで時間的に必要な指導を行うことができず、結果として競技者が満足に指導を受けることができない現状が続いている。
 ソフトテニスの今後の発展において、指導者の確保は欠かせない課題であり、そのためには指導者の育成や指導環境整備は大きな課題である。指導者育成には部活動指導にあたる教員の指導力の向上と、外部指導者への環境整備の両面が必要で、前者は指導力向上のためのレクチャー、後者には経済支援も含めた指導環境整備を整えていく必要がある。
 上記を踏まえ、ソフトテニス指導者協会では、指導方法のレクチャー、指導に役立つ道具等の開発・販売、指導者への物心両面での支援を通じてソフトテニスの発展に寄与することを目的として設立する。
 
2  申請に至るまでの経過
 平成8年に中学生指導者支援を目的とした「中学生ソフトテニス顧問の会」を設立した。中学生全国大会上位入賞の経験などを背景にホームページやメルマガ配信などを通じて大会情報や上達するための技術論などの発信を続け、多くの支持を得てきた。また、中学生向けのソフトテニス大会の主催、指導者講習会、選手向け練習会など実際に指導者や選手と直接関わる事業も多く手がけてきた。その中でも指導用ビデオをDVDやネット配信では、その会員は合計800名以上に達している。
 今後、ソフトテニス指導者の範囲を中学と限定せずに行いたいことや、活動の範囲をより広げたいと考えており、それには、今まで以上に各学校や教育機関、地方公共団体、社会体育組織との連携を強化していく必要があると考えている。
また、活動が営利目的ではなく、多くの指導者に参画していただくことが不可欠であるという点からも、社会的信用度の高い、特定非営利活動法人格を取得するのが最適であると考え申請に至った。
 
 
 
 
 
 3 特定非営利活動法人ソフトテニス指導者協会について
 2014年5月1日 NPO法人として認可 登記済
 
「主たる事務所」新潟県燕市南6丁目6番7号
 
「目的等」
目的及び事業
 この法人は、ソフトテニスに関わる選手や指導者に対して、技術指導、ソフトテニスに関する情報発信、ソフトテニス大会主催等の活動、指導方法の普及に関する事業を行い、ソフトテニスの振興・発展に寄与することを目的とする。
 
 この法人は、上記の目的を達成するため、次に掲げる種類の特定非営利活動を行う。
 
 1 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
 2 子どもの健全育成を図る活動
 
 この法人は、その目的を達成するため、次の事業を行う。
1 特定非営利活動に係る事業
(1)インターネットや印刷物等を通じ、中学生ソフトテニスに関する全国各地の活動情報や技術力向上のための情報を広報する事業。
(2)ソフトテニス大会への後援や大会の主催に関わる事業。
(3)ソフトテニス関わるジュニア選手強化支援に関わる奨学金事業
(4)ジュニア選手向けソフトテニススクール(MEソフトテニスクラブ)を実施する事業
(5)ジュニア世代のソフトテニスの国際普及を推進する事業
(6)ソフトテニスの指導者を育成および支援する事業
    *ジュニアとは小中高生世代の選手を言う。
  
2 その他の事業
  (1)物品販売事業
  (2)物品貸し出し事業